2016年度のお知らせ

新型出生前検査をご希望される妊婦さんへ

ご妊娠おめでとうございます。
当院では無侵襲的胎児遺伝学的検査(NIPT)による出生前胎児染色体検査を臨床研究として行っております。受け入れ人数に限りがあるため、ご希望された方が皆さん検査を受けて頂けるわけではないことをご理解ください。
お申し込みに際しては、下記の事項を良くご確認ください。

・NIPTによる出生前胎児染色体検査の対象となる疾患は、21トリソミー(ダウン症候群)、18トリソミー
 (エドワーズ症候群)、13トリソミー(パトウ症候群)の3疾患のみです。

  ●従来の羊水・絨毛検査の代わりになるものではありません。
  ●羊水検査では検出できても、NIPTでは検出できない染色体の変化もあります。
  ●赤ちゃんの健康を保証する検査ではないので、妊娠中の安心が得られるとは限りません。
 
・確定診断ではありません。
  ●検査結果は陽性、陰性、判定保留の3つがあります。
  ●陽性の場合、確定診断では羊水検査または絨毛検査が必要です。
  ●陽性の場合、赤ちゃんの染色体に変化が認められる可能性は、60~90%程度で、母体年齢や疾患に
   よって差があります。
  ●陰性の場合、赤ちゃんに21トリソミー、18トリソミー、13トリソミーがある可能性は99.9%否定されま
   すが、完全に否定することはできません。
  ●陰性判定によって、流産リスクを伴う羊水検査を回避できる可能性がありますので、羊水検査を受けよう
   となさっている方にとってはメリットがあるかもしれません。
  ●陰性判定には偽陰性(本当は赤ちゃんに検査対象の染色体の変化があるのに、検査結果が陰性となるこ
   と)がありえます(数千人に一人程度)。

臨床研究の対象は、NIPTを希望される単胎または双胎妊娠の妊婦さんのうち、次のいずれかに該当する方です(1~4に該当する方は母体年齢に関わらず臨床研究の対象です)。
  1. 胎児超音波検査で、赤ちゃんが21トリソミー、18トリソミー、13トリソミーをもつ可能性が示唆された方
  2. 母体血清マーカー検査で、赤ちゃんが21トリソミー、18トリソミーをもつ可能性が示唆された方
  3. 21トリソミー、18トリソミー、13トリソミーをもつ赤ちゃんを分娩した既往がある方
  4. 両親のいずれかがロバートソン転座を有していて、赤ちゃんが21トリソミー、13トリソミーとなる可能性が示唆されている方
  5. 高年妊娠の方(分娩予定日の時点で35歳以上、凍結融解胚移植の場合は採卵時点の年齢が34歳2ヶ月以降)


※臨床研究の対象とならない妊婦さん
  ●赤ちゃんに超音波検査で形態変化が証明されている(転座を含めて診断可能な羊水検査または絨毛
   検査を推奨します)
  ●出産予定時年齢が35歳未満である(今回検出する染色体疾患の発生率が低いと考えられる妊婦さん
   においての検査精度は検討されていません)
  ●両親のいずれかが転座などの染色体構造変化の保因者である(羊水染色体検査を推奨します。
   ただし、21、18、13番染色体に関連する転座などでは本検査の対象になる場合があります)

お申し込みに際してのお願い、注意事項

  • 下記のセルフチェックをお願いします。
  • かかりつけの産科で分娩予定日を決定してもらってください。
  • 申込用紙に「新型出生前診断希望」と明記し、検査を受けたい理由を選択してください。詳しく述べたい事由がある場合には、空欄に記載してください。分娩予定日を忘れずに記載してください。
  • お申し込みは、なるべく妊娠9週0日から妊娠14週6日までの間にご提出ください。
  • お申し込みをお断りする事があります。他施設での検査をご検討ください。
  • 遺伝カウンセリングの日程はこちらから指示します。ご夫婦そろってご来院できるようご準備をお願いします。
  • 遺伝カウンセリングまでに、かかりつけ医から紹介状を頂いて、遺伝カウンセリングの時にご持参ください。フォローアップをお願いする上で必要ですので、必ずご持参ください。紹介状をご持参されない場合、検査を提供できない場合があります。
  • 検査の採血は、遺伝カウンセリングの翌週以降に行います(遺伝カウンセリングの当日には行いません)。
  • 検査結果は来院していただいた上で開示します。電話などによる結果説明は、いかなる理由があっても行いません。
  • 陽性や判定保留で羊水検査を希望される場合は、当院での検査をお薦めします。
  • 検査費用のほかに遺伝カウンセリングの費用がかかります。

【費用(2016年11月現在)】
 遺伝カウンセリング(初回) 10,800円(税込)
 NIPT検査費用        194,400円(税込)
 遺伝カウンセリング(結果説明)5,400円(税込)


検査を受ける前に考えておくこと

出生前診断の本来の目的は、産まれる前に赤ちゃんの状態を調べることで、ご夫婦に赤ちゃんについての情報を提供し、お腹の赤ちゃんに治療を行ったり、出生後の赤ちゃんの治療の準備をしたりすることです。しかしながら、赤ちゃんが病気をもっていることが分かることで、ご夫婦やご家族はその妊娠を継続するか中絶するか、本来は不本意であるはずのつらい選択をせまられることになるかもしれません。ですから、検査を受けるかどうかの前に、お二人にとってこの子はどういう存在なのか、お二人で十分に話し合いを行ってください。病気のあるなしにかかわらず、この子と共に暮らす人生を選ぶのか、この子がいない人生を選ぶのか、と言うことです。あなたが漠然と感じている不安は、本当にこの検査で解消されるのでしょうか?あなたが本当に求めているものは、なんなのでしょうか?ご夫婦で十分に考え、話し合って頂きたいと思います。
 その上で、遺伝カウンセリングを受診し、検査や対象疾患の正確な情報と心の整理をして、最終的にNIPTを受けるかどうかご夫婦で決定することが大切です。

検査の申し込みをする前にセルフチェックをお願いします

以下の項目を全て満たしていますか?
 □ 単胎または双胎妊娠である
 □ 胎児心拍が確認され、予定日が確定している
 □ 臨床研究に協力できる

以下のいずれかに当てはまりますか?
(いずれにもチェックが入らない場合は、お申し込みをご遠慮下さい。)
 □ (母体年齢に関わらず)胎児超音波検査で、胎児が21トリソミー、18トリソミー、13トリソミーを
   有する可能性が高いことが示唆された(※1)
 □(母体年齢に関わらず)母体血清マーカー検査で、胎児が21トリソミー、18トリソミーを有する
   可能性が高い(陽性)と判定された(※2)
 □(母体年齢に関わらず)21トリソミー、18トリソミー、13トリソミーを有する胎児を妊娠した
   既往がある(※3)
 □(母体年齢に関わらず)夫婦のどちらかがロバートソン型転座を有していて、胎児が21トリソミー、
   13トリソミーとなる可能性が高いとされている(※3)
 □ 高年妊娠の方(分娩予定日の年齢が35歳以上、凍結融解胚移植の場合は採卵時点の年齢が
   34歳2ヶ月以降)(※4)
 ※1 FMFもしくはNT-QRなどの資格をもった医師による検査とレポートを必須とします。
   一般の妊婦健診で首の後ろのむくみ(NT)を指摘された場合は、有資格者の診療をお受けになるか、
   当院産科を紹介受診してください。
 ※2 結果報告書が必要です。
 ※3 染色体検査のレポートなど確認できる資料をご用意ください。
 ※4 高年妊娠による検査希望は、当院で妊娠分娩管理を予定する方を優先して受付ます。

以下の項目を理解されていますか?
(ひとつでもチェックが入らない場合は、お申し込みをご遠慮下さい。)
 □ 検査説明の遺伝カウンセリングには夫婦で参加することが原則である
 □ 遺伝カウンセリング当日の採血は、原則として行わない
 □ 性別の判定は行わない
 □ 臨床研究であり、申し込みが受け付けられないことがあり得る
 □ 検査費用は19万円であり、その他に遺伝カウンセリング料が必要である

 >>セルフチェックシート ダウンロード<<

【九州・山口のNIPTの臨床研究施設(2016年11月現在)】
福岡県 九州医療センター
福岡大学病院
小倉医療センター
福岡市立こども病院
久留米大学病院
長崎県 長崎大学病院
熊本県 熊本大学病院
大分県 大分大学病院
山口県 山口県立医療センター

※最新の情報は下記の日本医学会HPを参考にしてください
日本医学会 臨床部会ホームページ
http://jams.med.or.jp/rinshobukai_ghs/

情報掲載日:2016年12月22日[木]

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