この度、当院では「前立腺癌に対する外照射を併用した高線量率組織内照射療法の多施設共同遡及的観察研究」を行うことになりました。この研究は、日本放射線腫瘍学会小線源治療部会による全国調査です。 前立腺癌に対する高線量率組織内照射を受けられた患者さんのその後の経過について調査を行い、その有用性を評価し今後の治療の発展につなげたいと考えております。そのため、本治療後の非再発生存率、副作用発生率を全国の施設と共同で求め、解析します。 【研究(調査)方法・期間】平成16年4月1日から平成25年10月31日までに当院放射線科・泌尿器科において、前立腺癌に対する高線量率組織内照射を受けられた約220名の方を対象に診療録から調査致します。新たに検査等をお願いしたり、費用負担が生じたりすることはありません。調査項目は以下の通りです。 再発の有無、副作用発生の有無・その程度 研究(調査)期間は平成27年12月16日より平成28年3月31日までです。 【個人情報の管理について】個人情報漏洩を防ぐため、当院で個人を特定できる情報を削除し・匿名化してデータを集計いたします。また、本研究の実施過程及びその結果の公表(学会や論文等)の際には、患者さんを特定できる情報は一切含まれません。【利益と不利益】本研究の対象となった患者さんが直接受けることができる利益はありませんが、研究成果は前立腺癌の治療および治療後の経過をより良いものにして、今後多くの患者さんの治療と健康に貢献できる可能性が高いと考えます。ご自身やご家族の医学的データを研究に利用することを承諾されない方は、下記にご連絡ください。その場合も、診療上何ら不利な扱いを受けることはありません。 ご質問等がございましたら以下にお尋ねください。 【この研究に関するお問い合わせ先】〒810-8563福岡市中央区地行浜1-8-1 国立病院機構 九州医療センター 放射線科医長 松村泰成 Tel:092-852-0700 |