2016年度のお知らせ

肥満外科外来を開始しました。

肥満は「病気」?

 世界中で、肥満による健康被害が社会問題となっています。肥満関連疾患である糖尿病や心臓病・脳卒中などにより、平均余命が短縮することが分かっており、肥満は重大な「疾病」とみなされています。
 我が国でも肥満患者は増え続けており、人口の約4分の1が肥満、そのうち病的肥満患者は人口の約0.5%、すなわち約60万人以上いると言われており、今後大きな問題となっていくと思われます。
 

肥満手術とは

 肥満はまずは内科治療が原則ですが、病的肥満の方は、長期にわたるコントロールが困難で、9割以上がリバウンドすると言われています。このような内科治療抵抗性の肥満に対して、外科治療(肥満手術)の有効性が示されています。肥満手術は、内科治療と比べて著明に減量でき、かつ長期にわたってその効果が持続出来ることが証明されています。また、糖尿病などの肥満関連合併症が、高率に改善(場合によっては治癒)することが分かっています。
 現在日本で行われている肥満手術には、主に4種類の術式がありますが、当院では、現在唯一保険で認められている、腹腔鏡下スリーブ状胃切除術を導入致しました。

腹腔鏡下スリーブ状胃切除術

 胃の大半を切り取り、胃をバナナ1本くらいの大きさにする手術です。小さな胃で食事摂取量を制限し、少量の食事で満腹感を得られます。また、食欲増進ホルモンのグレリンの分泌を抑えるため、食欲自体のコントロールも出来ます。
 手術はお腹を大きく切開する開腹手術ではなく、腹腔鏡を用いて行います。腹腔鏡手術は開腹手術に比べ、創が小さく、リスクが低いことが分かっています。お腹に5mm~15mmの小さな穴を5か所あけ、お腹に挿入したカメラ画像をモニターで見ながら行います。
 日本では唯一保険で認められており、大部分がこの術式です。世界でも急増しており、主流の術式になりつつあります。

手術適応について

保険診療による腹腔鏡下スリーブ状胃切除術の適応は、下記の1-3です。
  1. BMI(体重kg÷身長mの2乗)が35以上の病的肥満。
    BMI35とは=身長150cm、体重約80kg
             160cm、体重約90kg
             170cm、体重約100kg
  2. 肥満関連疾患のうち2型糖尿病・高血圧症・脂質異常症のいずれかを有すること。
  3. 6ヶ月以上の内科治療が行われ、抵抗性であること。
    加えて、術前の条件として、減量・禁煙が出来る方、家族の同意が得られる方に限ります。


肥満外科治療のご相談・ご予約について

TEL 092-852-0700
九州医療センター
 責任者:消化管外科 橋本 健吉
 お問い合わせ;MCセンター(8:30-17:00・土・日曜/祭日を除く)
 お気軽にご相談ください。
 注意:受診の際は、内科・精神科など全てのかかりつけの先生からの紹介状が必要となりますので、忘れないようにしてください。

詳細はこちらのページをご覧下さい。

情報掲載日:2016年10月07日[金]

受診される皆様へ

すべてを閉じる

2018年度のお知らせ

2017年度のお知らせ

2016年度のお知らせ

2015年度のお知らせ

2014年度のお知らせ

2013年度のお知らせ

2012年度のお知らせ

2011年度のお知らせ

2010年度のお知らせ

2009年度のお知らせ

2008年度のお知らせ

2007年度のお知らせ

2006年度のお知らせ