治験薬って安全ですか?
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治験薬の場合、治験に至るまでには、動物実験を繰り返して、生体への安全性を確認します。また、治験の第Ⅰ相試験では、健康成人による安全性確認(例えば、投与量を増やしていき、最大安全用量を調べたりします。)が行われています。これらの試験によって、毒性が強い薬剤や副作用の起こる薬剤が治験薬として残る確率はかなり小さくなります。 しかし、それでも実際の患者様に投与した場合では、患者の健康状態や体質や体力が健常人と大きく異なるため、それによって副作用が発現する可能性はあり得るのです。
また、妊婦、胎児への影響も確立されていないため治験中は必ず避妊が必要です。治験によっては、内服開始前に 妊娠検査を行い妊娠の有無を確認することがあります。
▼副作用の発現を少なくするためには
1.担当医師の指示通りに正しく内服すること
2.いつもと違う感じがあればすぐ担当医師、臨床研究コーディネーターに伝えること
3.薬でアレルギーの経験がある場合は事前に伝えておくこと
そうすることで、副作用を未然に防いだり、適切な処置を早めに受けることができます。 |