栄養管理はすべての疾患治療の基本であるといわれています。 栄養状態を良好に保つことは疾病治癒の早期改善につながるとされ、近年、栄養管理の重要性はますます認識されるようになりました。当院でも患者の皆様個々に栄養スクリーニング、栄養アセスメント等を行い、チーム医療のなかで医療スタッフそれぞれの専門性を活かした適正な栄養療法が行なわれています。栄養療法のなかでも、特に、口から食べ物を摂取するということは精神的満足感だけでなく、目で見て、口で味わい、その味や香り、食感などを感じることで脳や五感を刺激し、このことが更に治療効果の向上につながるものと思われます。 |
栄養管理室では患者満足度の高い安心・安全な食事の提供と適切な臨床栄養管理の実践を目指し、過栄養の方や抗がん剤治療等による食欲不振の方、嚥下障害をもつ方など、病状に応じた食事の提供や摂食支援を行なっています。また、食事の楽しみのひとつとして季節感を取り入れた当院オリジナルの行事食やメッセージカードの提供などを行なっています。 さらに、栄養食事相談や健康講座では、入院・外来患者の皆様や地域の方々の健康支援を目的に、一人ひとりの病状に応じたわかりやすく的確な相談を心がけており、より効果を上げるため医療スタッフ間の連携も図っています。 栄養管理室では、患者の皆様の信頼に応えるため、質の高い栄養管理の提供をめざします。 |
医療人として責任ある行動にて、安全・安心で満足度の高い食事提供と、適切な臨床栄養管理により質の高い診療支援を行なう。 |