放射線部

放射線治療室

放射線治療は、特定の疾患を治すのに効果的な放射線を用いた治療法です。
放射線は目には見えず、体にあたっても何も感じません。病気の細胞は、放射線によって徐々に死滅しますので、放射線治療では病巣に効果的に放射線があたるように、位置を合わせて行います。 このことから、放射線治療は、正常な組織とその機能をほとんど損なうことなく治療を行うことが可能です。

放射線治療にかかわるスタッフ

放射線治療専門医師
患者の皆様の診察や検査の結果をもとに、具体的な治療方針を決定します。
診療放射線技師
治療装置の精度や、線量の精度を管理します。治療方針に従って、治療部位に毎回確実に放射線を照射します。
看護師
放射線治療を受けている患者の皆様の看護を受け持っています。医師や技師に聞きにくいことでもなんなりとご相談ください。

放射線治療の種類

放射線治療には、大きくわけて外照射と小線源治療(腔内照射、組織内照射)の2つの方法があります。

◯外照射

体の外から病変部分に放射線を照射する方法です。
CT画像を用いて治療計画を作成することで三次元的な線量分布を実現し、正常臓器への線量を必要最小限に抑えることができます。

◯小線源治療

病変内部や近傍に放射線の出る線源(イリジウム192)を送り込んで直接照射する方法です。

当施設の放射線治療は、外照射か小線源治療または両者の組み合わせにて行われます。対象となる疾患は、腫瘍であれば大半が適応となります(食道腫瘍、直腸腫瘍、肺腫瘍、乳腫瘍、舌腫瘍、喉頭腫瘍、咽頭腫瘍、リンパ腫、骨転移など多種)。大部分は、外照射治療を受ける患者の皆様が主体ですが、特に当施設では前立腺癌や子宮頚部腫瘍に対して外照射と小線源治療を組み合わせることで、また、舌や耳鼻科領域の腫瘍に対して、腔内照射(組織内照射)にて手術よりはるかに少ない侵襲で、各臓器の機能を温存した根治的治療を行っています。

治療の流れ

診察
治治療開始前に放射線治療専門医師によって、患者の皆様の全身状態および症状などを診察します。また、患者の皆様の受けられる治療内容、およびその合併症などの説明を放射線治療専門医師が行います。
治療計画
診察および各種データーにもとづき、各患者の皆様にあった治療計画を行います。CTシミュレータを使って、治療に必要な照射範囲を決定します。この際に今後の治療時の位置合わせ用として体表にマーキングすることがあります。このマークは消さないようにしてください。また、必要に応じて頭部や手足を固定する固定具を作成し、使用することもあります。
照射
治療計画日の翌々日より治療が開始されますが、照射第1日目、又は途中変更が必要な時は、照射位置の確認作業を行いますので少し時間がかかります。第2日目以降の治療時間は数分程です。また、必要に応じて治療位置の確認作業を行うことがあります。入院患者の皆様のうち、病気によっては2回/日(朝と昼以降)照射することもあります。
経過観察
毎週金曜日は定期診察日となっていますので、全身状態および治療開始後の症状および病変部の変化などをチェックします。

放射線治療の装置

リニアック

直線加速器 高周波(マイクロ波)電界を用い荷電粒子を直線軌道で加速する装置です。
高エネルギーのX線と電子線の治療が可能です。
X線は2種類、電子線は6種類使用可能です。

▲リニアック


マイクロセレクトロン

充填式高線量率照射装置です。
小線源はわずか数ミリの大きさのイリジウム192です。病巣に留置したアプリケータチューブの中に線源を送り込み、病変部のみの治療を行います。操作は別室からのコンピュータ制御の遠隔操作になります。短時間照射のため患者の皆様の苦痛が少なく術者の被曝もないのが利点です。

▲マイクロセレクトロン


CTシミュレータ

放射線治療を開始するにあたって、照射する範囲、位置を決定するために使用します。

▲CTシミュレータ


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