臨床検査部

細菌・遺伝子検査部門

細菌検査室

細菌検査

● 細菌検査とは?
● 何の検査をやってるの?
● どうやって調べるの?
● 結果はどのくらいで判るの?
● 検査項目

遺伝子検査

● 遺伝子検査とは?
● 検査項目


何の検査をやってるの?

ここでは,患者の皆様から提出されたいろいろな材料(検体といいます),例えば痰や尿,便などを調べて,その中に身体にとって有害な菌がいるかどうか,また,患者の皆様が既に感染症を起こしていた場合は,原因になっている菌は何か,といったことを調べています.


どうやって調べるの?

細菌検査は大きく分けて次の3つの検査があります.
1.塗抹検査

検体から標本を作り,染色液で染めて顕微鏡で観察します.菌を直接観察し,形や色により,どのような菌がどの位いるのかを調べます.


2.培養・同定検査

検体を,「培地」という細菌にとって必要な栄養素を含む寒天に塗って,決められた温度(30℃や36℃) で,決められた時間(24時間,48時間等)置いておくと,菌が増殖して目に見えるほどの塊を作ります.この塊は,多くの菌が集まって出来たもので「コロニー」と呼ばれ,このコロニーを用いていろいろな確認試験を 行うと,その菌は何なのか,ということが判ります.このように,検体を培地に塗ってコロニーを作るまで育てる操作を「培養」といい, 出来たコロニーをもとに,菌の正体を調べる検査を「同定検査」といいます.


3.薬剤感受性検査

感染症の治療用に,数多くの抗生物質がありますが,残念ながら全ての細菌に効くという万能の抗生剤はありません.そのため,検出された細菌ごとに,効果のある抗生剤はどれか,ということを調べるのが「薬剤感受性試験」です.近頃,よく耳にする「耐性菌」というのは,(本来,効くはずの)抗生剤の「効きが悪い(または全く効かない)菌」のことを指しますが,検出した菌が耐性菌かどうか,また,耐性菌であればどの薬なら効くのか,といったことも 感受性試験で調べることができます.

結果はどのくらいで判るの?

細菌検査は,前述のように「培養」という過程が必要なため,結果が出るまで早くても 2〜3日はかかります.また特殊な菌では数週間以上必要な場合もあります.ただ最近では,このような時間のかかる手順を必要としない検査も多く開発されており,対象となる菌や ウイルスであれば,数十分〜数時間で感染の有無が判り,当日中に診断が確定できるものもあります.このような検査は「迅速検査」と呼ばれ,当院でも多くの迅速検査項目を実施しています.

検査項目

一般細菌検査(塗抹/培養.同定/薬剤感受性)
抗酸菌検査(塗抹/培養.同定/薬剤感受性)
迅速検査
A群溶連菌迅速試験
RSウイルス抗原検査
アデノウイルス抗原検査(角膜.咽頭)
インフルエンザウイルス抗原検査
クラミジア抗原検査
C.difficile毒素検査
ロタウイルス抗原検査
アデノウイルス抗原検査(便)
ノロウイルス抗原検査
レジオネラ尿中抗原検査
尿中肺炎球菌抗原検査
クリプトコッカス抗原検査
エンドトキシン検査
β-Dグルカン検査


遺伝子検査

遺伝子検査とは?

検体からDNAまたはRNAを抽出し,PCR法により目的遺伝子を増幅し,検出する検査です.遺伝子検査を用いることにより,喀痰から結核菌などを迅速に検出することも可能です.

検査項目

結核菌(DNA)
非定型抗酸菌(DNA)
HIVウイルス定量(RNA)
HIVジェノタイプ薬剤耐性検査
ニューモシスチス・カリニ(DNA)
サイトメガロウイルス(DNA)
レジオネラ(DNA)


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