臨床検査部

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はじめに

私たちの身体は、水、蛋白質、脂肪、糖質、電解質、無機質、酵素など、実にさまざまな成分から成り立っています。健康状態である限り、これらの成分はほぼ一定の範囲内に保たれています。しかし、もしも病気になり、体調を壊せば、そのバランスは壊れてしまいます。逆に言えば、身体の構造成分の状態を調べれば、健康かどうか判断できることになります。
 今世紀になって、生物学が大きく発展し、人体の構造が良く分かってきました。また、化学や物理学の急速な進歩により、さまざまな成分を正確に分析できる技術が開発されてきました。これらの知識や技術を医学に応用し、血液や尿の成分を化学的に分析し、病気の診断に活用できるようになってきました。

臨床検査技師長 西浦 明彦


さらに、放射線の発見や超音波技術は、人体の内部を画像として描き出す手段をもたらしました。内視鏡は、患者の皆様の身体を内側からのぞくことを可能にしました。一方、電子工学が進歩したおかげで、心電図などの検査ができ循環機能が、そして脳波や筋電図検査により、神経・筋機能が測定できるようになりました。また、呼吸機能も、機械工学によって調べることができるようになってきました。

このように、生物学、化学、物理学、機械工学、電子工学、放射線、光学などといった科学の粋を集め科学の最新知識を医学に取り入れた分野が臨床検査です。 臨床検査は、現在もなお、発展を続けています。
 教育面では、従来の臨床検査技師学校に加えて4年制大学が発足し、大学院もできるなど、高度な知識をもった有能な臨床検査技師が育ってきています。
 手法の面では自動分析機器が次々と開発され、より迅速で精密な検査を行っています。また、分子生物学や遺伝子工学といった最新の学問も積極的に導入され、遺伝子解析等より進んだ検査法が発展してきています。さらに、コンピュータの利用により、検査そのものの効率化が推進されました。
 こうして、従来は補助的な役割にすぎなかった臨床検査は、今や医療の重要な一翼を担うに至っています。

病院の中の臨床検査

・患者の皆様の病態を正しく知り
・病気の原因をさがし
・診断と経過を推定し
・治療方法とその適否を考える
そのための資料を提供する患者情報の発信基地です。

社会の中の臨床検査

臨床検査が役に立つのは、病院の中だけではありません。学校や職場では、健康診断を目的とした検査が行われます。市町村でも、成人病検診あるいは老人検診などで検査が実施されてきています。さらに、人間ドックでは、半日から数日かけて検査が行われます。
  こうした健康診断あるいは検診では、健康を自認している人を対象にして、病気が潜んでいないか、病気になりやすい要因がないか、などの点を調べる目的で検査が行われます。
  もし、この時点で病気が発見されたり、病気になりやすいことが分かれば、早期に治療したり、予防することができます。このような予防医学への取り組みは、医療費の削減につながります。

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