放射線科

トピックス

放射線科で行っている最新放射線治療


画像誘導放射線治療(Image Guided Radiation Therapy: IGRT)

 患者さんの治療時の位置のずれを二次元あるいは三次元的に計測・修正し、治療計画で決定した照射位置を可能な限り再現する照合技術のことです。
その目指すところは、「必要な部位にはしっかり照射し、その近傍であっても必要のない部位の被曝は極力減らす」ということにあります。
リニアック(直線加速器。放射線治療装置そのものの名称)に組み込まれている画像取得装置により、2方向以上の二次元照合画像、または三次元照合画像を取得し、治療計画時との位置のずれを認識し補正します。そのため、従来に比べ極めて正確な放射線治療が可能となっています。

前立腺永久刺入療法

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APBI(accelerated partial breast irradiation:加速乳房部分照射)

乳癌に対する乳房温存術後に行われる術後放射線治療の一つです。一般的には、乳房温存術後に、同側の乳房に対して5~7週間の体外照射(体の外から当てる放射線治療)を行いますが、その期間を短くするための新たな照射技術の一つです。
通常の体外照射と異なり、放射性同位元素(イリジウム)を用いた小線源治療です。アプリケーターと呼ばれる専用の器具を乳房に一時的に留置する必要があり、約1週間の入院が必要となります。
国内の複数の施設による多施設共同臨床試験として行われており、当院もその臨床試験に参加しております。照射部位を正確に同定する必要性などから、最初の乳房温存術から当施設で受けていただく必要があります。
これまでのところ、良好な治療経過が得られています。

高線量率組織内照射(前立腺癌)

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低線量率組織内照射(前立腺癌)

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高線量率組織内照射(口腔内腫瘍)

放射性同位元素(イリジウム)を用いた小線源治療です。腫瘍を切除せずにすむため、舌癌であっても機能温存が可能です。ただ、リンパ節転移があるなど、進行した症例では適応となりません。
アプリケーターと呼ばれる専用の器具を一時的に口腔内の腫瘍部に留置する必要があります。組織内照射による治療期間は1週間ほどですが、その前に外照射を行ったり、動注化学療法を併用したりすることで、根治性をより高める努力を行っています。また、治療後は口腔内の粘膜炎も起こり、それらのケアも必要となります。