循環器内科

診療実績

診療実績

平成25年入院患者診療について

 平成25年は断らない医療と質の高い医療を基本に取り組みました。入院総数は1086人と平成24年の1149人を残念ながら下回りました(-5.5%)。平均在院日数は8.8日、患者の平均年齢は69.8歳でした。
 入院の疾患別では例年通り虚血性心疾患が最多で57.6%を占め、次いで不整脈疾患(20.0%)、うっ血性心不全(13.7%)の順でした。その他頻度の少ないものも含めて幅広い循環器疾患を受け入れています(表1)。
 緊急入院は278例と全体の25.6%でした。緊急入院において虚血性心疾患が最多で41.7%、次いでうっ血性心不全(36.0%)、不整脈疾患(11.9%)、心膜・心筋疾患(2.2%)、急性大動脈解離(1.4%)、感染性心内膜炎(1.1%)の順でした。院内死亡数は9例(0.8%)で、このうち急性心筋梗塞に起因する死亡は4例(44.4%)、心不全に起因する死亡は3例(33.3%)でした(図1)。
 近年の入院患者の特徴として85歳以上の超高齢者の拡張不全や未治療の弁膜症による心不全の割合が増え、平成20年と比較してうっ血性心不全の割合が全体の11.4%から13.7%に増加しています。また緊急入院においてもうっ血性心不全の割合は29.0%から36.0%に増加しています。超高齢者のうっ血性心不全が増えたため、入院患者の平均年齢が69.8歳(平成20年は68.0歳)と上昇し、平均在院日数の延長が懸念されましたが、全体での平均在院日数はほぼ変わりはありませんでした。

表1 入院患者 疾患別内訳
疾患
虚血性心疾患:
  ST上昇型心筋梗塞
  不安定狭心症あるいは非ST上昇型心筋梗塞
  安定狭心症あるいは無症候性心筋虚血
626
58
61
507
57.6
5.3
5.6
46.7
不整脈 217 20.0
うっ血性心不全 149 13.7
弁膜症(感染性心内膜炎を含む) 32 2.9
心膜・心筋疾患 25 2.3
大動脈疾患(大動脈解離や抹消動脈疾患) 14 1.3
肺動脈疾患(肺血栓塞栓症、肺高血圧症を含む) 5 0.5
その他(胸痛症候群、心肺停止を含む) 18 1.7
合計 1086 100