循環器内科

診療実績

入院診療について

当科は「断らない医療」をモットーに、循環器救急の受け入れを積極的に行い、また2017年より循環器ホットラインを導入し、プライマリーケア医からの依頼を円滑に行うよう努めています。そのため、2018年度の入院患者数は1535人と過去10年間で最多でした(図1)。また、表1に示すように、当院では多岐にわたる心血管疾患に対応しています。この多くの患者さんを受け入れ、治療できたのは、医師だけでなく看護師、医事職、リハビリテーション、薬剤部、栄養部等のコメディカルスタッフ、また地域医療に従事されている先生、メディカルスタッフとの連携の上で成り立っています。


表1 入院患者における疾患内訳
疾患
虚血性心疾患:
  ST上昇型心筋梗塞
  不安定狭心症あるいは非ST上昇型心筋梗塞
  安定狭心症あるいは無症候性心筋虚血
795
76
75
644
51.8
5.0
4.9
41.9
不整脈 358 23.3
うっ血性心不全 203 13.2
弁膜症(感染性心内膜炎を含む) 44 2.9
心膜・心筋疾患 35 2.3
大動脈疾患(大動脈解離や抹消動脈疾患) 15 1.0
肺動脈疾患(肺血栓塞栓症、肺高血圧症を含む) 19 1.2
その他(先天性心疾患、胸痛症候群、心肺停止を含む) 64 4.2
1535 100.0

心不全パンデミックに向けて

戦後から現在にかけて高齢者の割合が増え続け、団塊ジュニア世代が65歳以上になる2035年には、総人口の3人に1人が高齢者という時代が来ます(2035年問題)。それに伴い、高齢の新規心不全が増加し(心不全パンデミック)(図2)、またその治療には時間がかかりますので、今後入院病床が足りなくなることが推測されます。そこで、2018年に心不全チームを結成しました(図3)。医師(循環器内科、心臓外科、緩和医療など)、看護師(病棟、外来)、リハビリ、栄養士、薬剤師、ソーシャルワーカーなど、多種職でカンファレンスを行い、患者さんにとって最善の医療を提供できるように心がけています。



※入院に関する手続きなどは、こちらをご参照ください。

文責:病棟医長 竹中 克彦