呼吸器内科

治療成績

切除不能進行非小細胞肺癌の治療成績

2005年1月〜2006年12月に当科にて化学療法を開始した進行非小細胞肺癌(根治的化学放射線療法施行例、術後再発は除く)の生存期間(治療開始日〜死亡日)、奏効率(腫瘍が3割以上縮小する割合)、無増悪生存期間(最初の治療開始〜再発までの期間)を示します。(生存期間については2008年12月現在での集計です)


【患者背景】

症例数=72例
年齢中央値=66歳
男/女=40/32
臨床病期 IIIA/IIIB/IV=1/18/53
組織型(非小細胞肺がん)腺がん/扁平上皮がん/その他=61/9/2

【治療成績】

・1st line(1回目の治療)奏効率=29.2%
・生存期間中央値(MST)=14.7ヶ月
・1年生存率 =59.7%
・無増悪生存期間(≒TTP、初回治療開始日〜増悪日又は2回目治療開始日)=6.9ヶ月

* 下表は日本で行われた、切除不能進行非小細胞肺がんに対する代表的な抗がん剤治療の臨床試験の結果です。

     ・2nd line 施行率=73.6%(53/72例)
     ・2nd line(2回目の治療)奏効率=13.2%

【当科での使用頻度の高い抗がん剤】

☆1st line(1回目の治療)

 (1)カルボプラチン(パラプラチン)+パクリタキセル(タキソール)
 (2)カルボプラチン+ゲムシタビン(ジェムザール)
 (3)カルボプラチン+シスプラチン+イリノテカン(カンプト)
 (4)シスプラチン+ビノレルビン(ナベルビン)

☆2nd line(2回目の治療)

 (1)ゲフィチニブ(イレッサ)
 (2)カルボプラチン+パクリタキセル
 (3)ドセタキセル(タキソテール)
 (4)ビノレルビン
 (5)シスプラチン+ビノレルビン
 (6)カルボプラチン+ゲムシタビン
 (7)ゲムシタビン+ビノレルビン

市中肺炎

当院での市中肺炎(2006-2007:46名)

(5項目すべて満たす超重症患者もしくはショック患者は救急部対応にて除外)

市中肺炎の平均値(46名)

年 齢:   72.1歳(39〜93歳)
発 熱:   37.6℃
白血球:   11500
好中球:   82%
CRP:    16.5
BUN:    18.6
SPO2:     87.8
収縮期血圧: 132
意識障害あり: 6名(13%)



● 5段階評価点数平均
   1.52 点
● 平均入院期間
   10.8 日
● 死亡例
   0 例