リウマチ科

診療実績

手術療法

 関節リウマチ(RA)に対しては、薬物療法と並行して、人工関節置換術、関節形成術、関節固定術などの機能再建手術も積極的に行っています。2019年の手術は177件でした。手術の内訳を表3に示します。
 人工関節置換術は60件で、昨年とほぼ同様でした。薬物療法の進歩に伴い、罹病期間の短いRA患者のTHA、TKA実施件数は減少傾向にあります。その一方で、THAでは再置換、TKAでは高度の関節破壊、変形例に対する難易度の高い手術が増えています。
 手指・足趾の変形に対しては、関節形成術や固定術を行います。RA前足部変形に対しては、外反母趾矯正手術とともに、足趾には骨切り術を併用した関節温存手術を積極的に行っています。RAの脊椎疾患についても、35件の手術を行いました。
 最近の薬物療法の進歩により、RA患者の高齢化も進んでいます。RAのタイトコントロールによって関節破壊は軽症化し、加齢とともに変形性関節症(OA)化が進行します。高齢化したRA患者における関節手術の需要が、今後さらに高まるものと思われます。

関節リウマチに対する手術の内訳(2019年)
人工関節 60
  THA(再置換) 25(4)
  TKA(再置換) 33(1)
  TAA 1
  手指・足趾インプラント 1
人工骨頭(大腿骨頭壊死) 1
関節形成 足趾 20
関節固定 5
  手指・手関節 4
  足趾 1
滑膜切除 4
伸筋腱・屈筋腱再建 5
脊椎 35
  頚髄症・環軸椎亜脱臼 5
  腰部脊柱管狭窄症 17
  後弯・後側弯 2
  その他 3
感染 15
骨折 19
その他 12
177