リウマチ科

治療成績

RA薬物療法

 リウマチ科ではRAの早期診断と早期抗リウマチ薬投与による寛解導入を目標とし、最新の薬物療法を行っています。Anchor drugであるメトトレキサート(MTX)を使用することでRAのtight controlを図り、MTX無効例に対しては、生物学的製剤を積極的に投与します。生物学的製剤の無効例には、同等の効果が期待できる内服薬としてヤヌスキナーゼ(JAK)阻害薬が2013年より投与可能となりました。生物学的製剤の適応はRAに加えて、強直性脊椎炎や乾癬性関節炎などの脊椎関節炎(SpA)にも拡大されており、当科でも従来の治療薬では改善困難な症例に使用しています。
 生物学的製剤による症状改善は劇的なものがありますが、感染症をはじめとする副作用にも十分な注意が必要です。生物学的製剤使用ガイドラインを遵守し、合併症の早期発見治療に努めています。合併症についてはリウマチ膠原病センター内で膠原病内科にコンサルトする他、呼吸器科、消化器科、血液内科をはじめ関連他科の協力を頂きながら、安全な治療を心がけています。
 
リウマチ科における生物学的製剤・JAK阻害剤投与の現状 (2020年3月時点)
生物学的製剤 投与法 投与場所 投与症例数
エンブレル 25mgX1, X2, 50mgX1 /週 皮下注 採血センター or 自己注 42
ヒュミラ 40mg/2週 皮下注 採血センター or 自己注 21
アクテムラ 8mg/kg/月 点滴静注 or 皮下注 外来治療センター or 自己注 40
レミケード 3~10mg/kg/2ヶ月 点滴静注 外来治療センター 4
IFX BS 3~10mg/kg/2ヶ月 点滴静注 外来治療センター 8
オレンシア 500mg・750mg・1g/4週 点滴静注 外来治療センター or 皮下注 47
シンポニー 100mg/月 皮下注 採血センター 30
シムジア 400mg/月 皮下注 採血センター 8
ゼルヤンツ 内服 - 5
オルミエント 内服 - 2
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