消化器内科

基本方針

 当科は、消化器病専門医・指導医、肝臓専門医・指導医、消化器内視鏡専門医・指導医を擁し、消化器病全般をカバーした最良・最適な消化器病診療を基本方針としています。
 日本における肝疾患は西高東低の分布を示しており、福岡県は全国的にみても肝癌、肝硬変死亡率の1位、2位を争っているのが現状です。必然的に消化器科における診療も肝疾患が主体となっています。当院開院以後の入院患者数の推移、入院患者における疾患群の割合の推移、主要な悪性疾患患者数の推移を示しますが、肝疾患が入院患者の約50%を占めています。肝疾患の中でも肝細胞癌の急増が全国的に問題となっています。肝細胞癌の予後の改善には早期診断であることは言うまでもありません。そのためには慢性肝疾患患者の医療機関への飛び込みを少なくし、病診連携の枠組みの中へ囲い込むことが重要であるとされており、常に病診連携の強化をはかっています。
 肝細胞癌だけでなく、消化管の癌、現時点では早期診断が難しい膵癌、胆道系癌を主要な診療対象としていますが、消化器癌の早期診断は根治が望めるだけでなく、特に消化管の癌においては内視鏡的治療を可能とします。現在、早期診断のための検査法はほぼ確立していると言ってよく、その検査の網の中に人々を呼び入れることが今後の課題です。
 肝硬変を含む慢性肝疾患、慢性膵炎、逆流性食道炎などは生活習慣病といってよい側面を持っており、生活習慣、食習慣にまで踏み込んだ指導を積極的に取り入れています。