小児外科

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外来担当日

甲斐 裕樹
手術日

外来診療日は火・木曜日ですが、水曜日以外はご連絡いただければ診療いたします。

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小児外科は主に15歳未満の小児、特に新生児や乳児の外科的疾患を専門に扱う診療科です。当科は脳神経外科、心臓外科、整形外科の領域を除く腹部外科を中心とした小児一般外科の診療を行っています。欧米の小児外科は約100年の歴史があります。乳児の肥厚性幽門狭窄症の手術で現在でも行われているRamstedtの粘膜外幽門筋切開術は1912年に発表されています。わが国の小児外科は欧米から約40年遅れて、1950年代に始まりました。1965年にわが国初めての小児専門病院である国立小児病院(現・国立成育医療センター)が東京に開設されました。その後大都市を中心に小児病院が整備され、大学にも小児外科の講座が設置されてきました。現在福岡県内で小児外科診療を行っている病院は、九州大学病院、久留米大学病院、福岡大学病院、福岡市立こども病院・感染症センター、北九州市立医療センター、九州厚生年金病院、小倉医療センター、聖マリア病院、飯塚病院そして当院の10施設です。

小児外科が一般外科から分かれて専門領域となった最大の理由は、新生児の手術を行うために、成人とは異なる新生児の生理学的・解剖学的特徴を理解することの重要性です。小児外科の対象疾患は食道から肛門までの消化管の閉鎖や閉塞、小児がん、胆道閉鎖症などの肝胆道疾患、呼吸器疾患、横隔膜ヘルニア、鼠径ヘルニア、臍ヘルニア、急性虫垂炎、停留精巣、胸腹部の外傷など広範囲におよびます。近年消化管閉鎖や横隔膜ヘルニアなどの先天奇形は出生前に超音波検査で診断されることが多くなってきました。出生前診断の発達により、母体搬送を行い、母子分離せずに分娩後すぐに治療が開始できるようになりました。

1990年代以降、成人外科領域で鏡視下手術が急速に進歩してきましたが、小児外科分野でも鏡視下手術を行う施設が増えてきました。当院でも急性虫垂炎、女児の鼠径ヘルニア等の鏡視下手術を行っていますが、小児外科では対象となる病気の種類が多く、体が小さいなど小児の特性を考えた治療法の開発が必要です。