肝臓センター

ご挨拶

肝胆膵外科科長ご挨拶

 この度は、九州医療センターホームページ「肝胆膵外科」にアクセスしていただきましてありがとうございます。
 
 私たちは肝臓・胆道(胆嚢、胆管)・膵臓領域の病気に対して、外科手術を中心とした治療を提供するために編成された専門チーム「肝胆膵外科」です。

肝胆膵外科科長
高見 裕子


当院開院当初は、消化管外科・肝胆膵外科・乳腺外科が一つの外科グループとして医療を提供してまいりましたが、時代の流れとともに、それぞれの分野に疾患単位でより専門的な治療が求められるようになり、2003年1月病棟再編された機会にまずは肝臓病センター外科として独立化し、さらに、2012年2月より正式名称を「肝胆膵外科」とすることで、この分野に特化した専門チームであることを自覚し、日々の診療にあたって参りました。現在、当院7階東病棟をホームグランドとし、私たち肝胆膵外科と消化器内科・肝胆膵グループとが共に連携しつつ診療を行っております。
 さて、日本肝胆膵外科学会では、2008年より肝胆膵外科手術の中で特に高難度手術に取り組んでいる施設を“高度技能修練施設”として認定することを開始いたしました。この中で“認定施設A”は高難度な肝胆膵外科手術を年間50例以上こなす施設でありまして、そのほとんどは大学病院が占めておりますが、私たち九州医療センター肝胆膵外科も当初から認定施設Aを拝命し、肝胆膵領域の高難度手術を日々提供させていただいております。肝胆膵外科手術の中には難度の高い手術が多く、ひとたび合併症を起こすと命にかかわるような手術も含まれます。しかし、これらの手術を多くこなし日頃より鍛錬されたhigh volume centerではその合併症率も少ないことがデータ上も証明されております。当肝胆膵外科も“認定施設A”の名に恥じない、肝胆膵外科領域手術の数と質とを維持し、またこれを継続出来るよう日頃から修練に努めております。
 ただ、特に肝胆膵外科で多く診療するのは、悪性疾患“がん”でありますが、どの様に努力しても、肝胆膵いずれの領域のがんもすべての方々が手術のみで根治を得られる訳ではありません。例えば、切除したがんの病理組織検査で術後再発の可能性が高い所見を得た場合や、術後に残念ながら再発が起こったとき、そういったがんのさまざまな状況に応じて、外科治療のみにこだわらず、抗癌剤治療や放射線治療を適切に選択できるように、各々のがんの特性を知る“がんの専門医”として、手術後も皆様といっしょにがんと戦っていきたいと考えております。
 このために、肝胆膵領域の学会にも積極的に参加して国内外の最新情報を得るように努めており、さらに病院内では、週1回内科・放射線科・病理医と共同のセンターカンファレンスを開催し、個々の患者様に最良最適な治療を選択する体制をとっております。また、看護師・薬剤師・病診連携室などのコメディカルとも一体となったチームワークで皆様を支えて参りたいと考えております。
 肝胆膵外科領域の患者の皆様に対して、専門性の高い充実した医療を暖かい心で提供したい、私たち肝胆膵外科をどうぞよろしくお願い申し上げます。