当病棟は主に肺癌、縦隔腫瘍、自然気胸の患者の手術及び、術前術後の化学療法目的の入院を担当しており、手術患者は200名を超えています。毎週3〜6例の手術が行われており、手術前後の十分な説明、患者指導をおこない、早期離床を図り術後の合併症の予防に努めています。重症合併症患者の手術に際しては、術後、ICUとの連携により、安全を期しています。化学療法患者に対しても化学療法のパンフレットを使用しオリエンテーションを行うと共に、化療中の副作用による苦痛の緩和、繰り返しの入院に伴う精神面の援助に取り組んでいます。また、術後機能訓練の必要な患者の皆様は、早期回復できるように、リハビリ室との連携で、リハビリの計画、実行をしたり、薬剤師による薬剤指導を依頼するなど棟内看護の充実とともに、他部門と積極的な連携で、患者の回復の援助となるよう努めています。また患者参加型看護計画やクリティカルパスを取り入れ、インフォームド・コンセントの充実を図り、主治看護婦が中心となり患者の皆様の精神面、身体面の看護の充実に取り組んでいます。さらに呼吸器看護や呼吸器リハビリの専門性を高める為、看護スタッフの院内、院外の研修会への参加を積極的に行っています。 |