脳血管センター

脳血管専門ナース

5階西病棟(脳血管センター)

脳血管センターは、平成22年度、入院患者数908名(月平均82.5名)、退院患者数1129名(月平均103名),診療科別内訳は脳神経外科51%、脳血管内科41%、他科8%であった。診療内容をみると手術は210例で増加傾向にあり、看護においても高度専門知識や判断力・実践能力が必要とされてきている。そのため、脳卒中エキスパートナース研修の企画・運営・実施により、脳疾患専門看護師としてのスタッフ育成、指導にも力をいれている。また、脳卒中を中心とした患者の口腔ケアや摂食・嚥下訓練、ADL拡大を目指したリハビリなどの積極的介入に努力している。専門研修参加はもちろん、毎年、看護研究を継続し看護研究学会への発表や脳疾患関連の研究に取り組み脳疾患看護の充実を図っている。クリティカルパスについては、既存パスをすべて電子パスへ移行し使用している。脳梗塞、脳出血のパスは地域連携パスを使用しスムースな病診連携を行っている。
脳血管センター病棟師長


▲5階西病棟看護スタッフ

脳卒中看護エキスパートナース研修を開催して

[5階西病棟/河津百合子]

 国立病院機構本部、九州ブロック事務所が主催する本研修は、脳卒中患者に関する専門的知識、技術、態度を習得し、専門性の高い看護を実践する能力の育成を目的として実施されました。1)脳卒中急性期の脳組織への影響に対する臨床判断を的確に行い、病態の変化に対応しうるモニタリングとケアの理解、2)患者のセルフケア能力を高めるための計画的な回復支援の方法やリハビリテーション看護の重要性を理解する、3)他職種との協働、および地域連携を推進するための役割を理解する、4)脳卒中患者の再発予防のための健康管理について、個々に応じた指導内容を考えることが目標設定されています。九州各県から集まった看護師が、研修にて習得したことを自院へ持ち帰り、脳卒中エキスパートナースとしての役割を果たすことが期待されます。

脳卒中看護エキスパートナース研修に参加して

[5階西病棟/上城由希子]

研修では脳卒中に関連する分野について集中して学ぶことができたため、病態生理から疾患・症状、治療と治療薬、看護、リハビリ、退院支援などをすべて関連付けて考えることができ、脳卒中について、脳卒中患者に関わる医療チームの体制と役割について理解を深めることができました。また、九州の多施設から研修に参加されており、他施設の脳卒中治療の体制や脳卒中看護の現状などを知ることができ、各々の施設での取り組みや、抱えている問題について検討する中で、脳卒中看護に対する積極的な姿勢にも刺激を受けました。施設や看護体制は違っても同じ目標を持って研修に参加し、研修生同士で各々の施設や看護実践の中での悩みを話したり、共感しあったりできる機会としても、とても有意義な研修となりました。

3階東病棟(救急治療センター)

3階東病棟は、集中治療室8床・救急病棟22床を有しています。
「24時間いつでも受け入れます」を合言葉に、多くの救急・重症患者の皆様に、安全・安楽で信頼される看護が提供できるよう努めています。
入室患者状況を見ますと脳血管疾患の割合は42%と高く、5階西病棟(脳血管センター)、6階西病棟(循環器センター)と連携し、円滑な転出・転入、ケアの継続に努めています。

救急治療センター病棟師長


▲3階東病棟看護スタッフ
▲集中治療室

手術部

 当院手術室は17診療科の手術に対応し、平成22年度は5225件の手術を行いました。脳外科の手術は257件で全体の4.9%を占め、月平均21件の手術を行っています。その内訳は予定手術が158件、緊急手術が99件で緊急手術の割合は38.5%になります。
 脳血管疾患は患者にとって、生命の危機的状況である為、迅速な治療が求められます。更に手術となれば患者や家族にとって不安が強いものと考えられます。当手術部では、予定手術・緊急手術のどのような状況下でも、患者の安全を第一に考え、安心して手術が受けられるように、スタッフ全員が一丸となってチーム医療に取り組んでいます。