消化器センター

ロボット手術

近年、ロボット技術の進歩により、高い技術が要求される内視鏡手術などの手術を支援するロボットの開発が進み、欧米を中心にすでに医療機器として認可され、1997年より臨床応用されています。日本でも一部の施設において、この手術支援ロボットによる手術が行われ、良好な結果が出ており、これらの結果をもとに厚生労働省における医療機器としての承認(薬事認可)を得たところです。
複数の手術補助機能を統合し開発されたロボットは術者の遠隔操作により、精密で安定した動きによりストレスの少ない、より複雑で細やかな手術手技を可能にすることができ、また同時に3次元による正確な画像情報を取得できるため、より安全かつ侵襲の少ない手術が可能となります。ロボット支援手術は、今までの内視鏡手術の利点をさらに向上させうる、次世代の医療改革の一端を担った分野です。
当院では患者さんに利点の多い内視鏡手術を、より正確、安全に実施するために、最新の手術用ロボット「ダヴィンチ(da Vinci Si)」を導入しました。その機能としては、7度の自由度を持った繊細な動作が可能なことと、局所の鮮明な3次元画像をモニター出来る機能を有した優れた手術支援システムであります(写真)。
消化器外科では臨床研究として、腹腔鏡手術が適応となる胃癌や直腸癌の患者さんを対象とし、最先端医療として手術支援ロボットを用いた内視鏡手術を実施しています。手術は日本内視鏡外科学会の技術認定医で「ダヴィンチ」のトレーニングを行い認定を受けた専門医が担当します。