消化器センター

概要

近年医療界の再編成が進む中、従来診療科中心であった疾患地図が臓器中心へと変化することによって、より集中した密度の濃い医療の実践が可能になりつつあります。しかしこの変化は一方で、永年“科の壁”として厳然として存在していた弊害を打破するという痛みを伴うものでした。これは実際問題としてそれほど容易なものではなく、色々な所で軋轢を生じ、理想と現実のギャップに板挟みになっているという話もよく耳にします。その点当院は、既に11年前に国立福岡中央病院と国立久留米病院が合併するという大きな“壁”を乗り越えているという実績から、“科の壁”を乗り越えるのにそれ程の障害はありませんでした。その結果、脳血管センター、呼吸器センター、肝臓病センターなどのサブセンターが次々と産声をあげ、順調に機能し発展を続けております。そしてこの度、その集大成として、従来肝臓疾患を主診療疾病としていた消化器内科に、新に消化管疾患専任として原田直彦医長を迎え、また消化管外科と乳腺・甲状腺外科を併診療しておりました外科部門を、消化管外科と乳腺外科に分離独立させる事により、従来消化器・乳腺すべてを担当していた池尻公二医長が消化器専任となり、新たに消化器センターとしてスタートする事になりました。これにより日本人に最も多い疾患のひとつである消化管疾患に対し、高度な診療を行う為の名実ともに最高の体制が整ったのであります。以下にその詳細についてご紹介いたします。