▼脳神経外科
脳神経外科は1994年7月、国立病院九州医療センターの開院と共に発足した。脳血管障害(クモ膜下出血・未破裂脳動脈瘤・脳出血・脳梗塞etc)、脳腫瘍(髄膜腫・聴神経腫瘍・グリオーマ・転移性脳腫瘍etc)、脊椎脊髄疾患(頸椎椎間板ヘルニア・脊髄腫瘍etc)、機能的外科(片側顔面けいれん・三叉神経痛etc)、頭部外傷、感染症など多くの疾患の治療を行っている。特徴的なのは、脳血管内科と共に脳血管グループを形成し積極的に脳卒中治療に携わっていることである。脳梗塞、脳出血の患者を互いにコンサルトし合いながら高い診療レベルで脳卒中患者の診断・治療を行うことを目的としている。さらに近年特に重要視されている病診連携にも積極的に取り組んでいる。地域医療に貢献すべく医師会とも密接な関係にある。また、卒前・卒後教育にも力を注ぎ、研修医・レジデントを特定の大学に偏らず広く受け入れている。
研究面では、基礎的研究成果の臨床応用を図るとともに、積極的に厚生省の班研究に参加し患者データベースにもとずいたfollow-up studyを他施設と共同で推進している。また、微小脳神経外科解剖の研究室を有し他大学からの短期研修を受け入れており、脳神経外科認定医教育に力を注いでいる。現在までに、京都大学、順天堂大学、北海道札幌中村脳神経外科病院など遠方からも若い先生に微小脳神経外科解剖を学びに来ていただいた。
当院脳神経外科は、発足当時はスタッフ1名という寂しいスタートであったために、いくら手術例数が増加しても脳神経外科訓練施設C項しか申請できなかったが、諸家のご厚意により嘆願3年目にしてスタッフ3名(すべて脳神経外科専門医・認定医、脳血管内外科『カテーテル治療』を含む)となり1998年度より念願の脳神経外科訓練施設A項に指定された。それに伴い、病院独自に脳神経外科専門医の育成が可能となった。
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