▼基本方針
総合診療とは高度に専門化し細分化された現代の医療の不足しがちな部分を補完する上でできてきた概念であり、プライマリケアを病院で実践することが要求されています。プライマリケアは米国医学界の定義では「日常の健康問題の大半を責任を持って取り扱うことができるような幅広い臨床能力を有する医師によって提供される、包括的な、地域の第一線で提供されるヘルスケアサービスである。そのヘルスケアサービスは、継続的で、地域や家族を視野にいれたものでなければならない。」となっていますが、地域の中核病院であることが求められる当院では、地域医療連携を実践する上でも「日常の健康問題の大半」の問題を扱うことや、「継続的なヘルスケアサービス」を当院で実施することは困難であり、この部分は開業医との連携が必要です。よって、当院で行われる総合診療とは真の意味でのプライマリケアとは異なりますが、(1)患者が有する明確化できない健康問題の解決、特に診断学を責任を持って行う(2)地域の開業医との連携を行いながらそれらの問題の継続的なアウトカムを見届ける 事を行っていくことが求められていと思います。日常診療をこのような概念に基づき実践し、かつ初期研修医にプライマリケアの一端を教育していくことが当院の総合診療科のコンセプトです。 |