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▼門脈圧亢進症
 
 国立福岡中央病院時代より食道静脈瘤に対しては、一貫して外科主導で治療を行なってきた。1985年より内視鏡的硬化療法(EIS)を導入し、最近では内視鏡的静脈瘤結紮術(EVL)とEISを組み合わせた併用療法(EVL+EIS)を主に行なっている。EVL+EIS併用療法は従来のEIS単独治療と比べると、硬化剤の量を減らすことができるため、治療中の腎不全などの重篤な合併症が有意に少ない。EVL+EIS併用療法の5年累積非出血率は92.5%で、EIS単独治療と差が認められていない。また1998年より放射線科と協力し胃十二指腸静脈瘤に対して、積極的にバルーン下逆行性経静脈的塞栓術(B-RTO)を行ない良好な結果を得ている。またB-RTOは高アンモニア血症の原因となるシャントを閉塞するものであり、慢性反復性肝性脳症に対する治療としても有用である。更に肝性脳症のおいて低下している門脈血流を増加させるため肝機能の改善も期待出来る治療として注目されている。

九州医療センター 門亢症データ
年度
EIS and/or EVL
B-RTO
手術
2001
27(95)
5
0(7)
2002
36(103)
7
1(5)
2003
32(104)
4
0(4)
2004
63(112)
3
0(4)
2005
52(159)
5
0(7)
2006
40(147)
4
1(11)
2007
40(124)
8
0(16)
 
(内科含めたのべ数)
(脾摘の数)
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