▼小児外科
小児外科とは聞き慣れない方もおられるかもしれませんが15歳未満の小児、特に新生児や乳児の外科的な病気を専門に扱う診療科です。その中でも当科は小児の一般外科といって腹部外科を中心に扱っています。欧米における小児外科は約100年の歴史を持っておりますが我が国では約40年前から始まり、1965年に我が国では初めての小児専門病院の国立小児病院(現・成育医療センター)がオープンしました。
一般的には鼠径ヘルニア、急性虫垂炎、包茎、停留精巣、外傷などがありますが特殊なものとしては新生児の消化管(食道から肛門まで)閉鎖などの先天奇形、小児癌の中の固形腫瘍、胆道閉鎖症などの胆道疾患その他広範囲に及びます。
近年の特徴としましては出生前診断と言って妊娠中に行う超音波検査で先天的な病気が判る場合があります。以前ですとこのような病気(消化管閉鎖など)は嘔吐や呼吸困難などの症状が出て緊急で外部から搬送されることが多かったのですがこの出生前診断の発達により手術に対応できる施設で分娩を行うことで母子共に安全にしかも離ればなれになることなく治療が受けられるようになりました。
それに加えまして成人外科が内視鏡外科が急速に進歩してきましてそれに応じて小児外科分野も内視鏡外科が取り入れられてきました。しかしながら成人と違って病気の種類が多いことや体が小さいことなどの問題もあり、これから発展する分野と考えられます。
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