治療の選択
前立腺癌の治療は、現在大別すると1)手術療法、2)放射線療法、3)内分泌療法の3つの柱があります。これらの中から、病期、悪性度、患者の状態(年齢や合併症、社会的要因、希望など)などを参考にして治療法を単独ないしは組み合わせて選択することになります。専門医は患者の皆様の状況に応じた選択可能な治療法のオプションを提示し、患者の皆様は最終的に自己により治療法を選択するというのが現状です。しかし、往々にして、たとえば手術にしようか放射線治療にしようか、などと選択に悩む方がいらっしゃいます。どちらを選んでも正解という場合もありますので、われわれ専門医が逆に患者の皆様の立場であっても治療法の選択に考え込んでしまうのではないかと思います。 一般的な前立腺癌の治療法については、
「前立腺癌の治療」の中で長短などを記載して解説していますので参考にしていただきたいと思いますが、どこの病院でもその中で記載されたすべての治療を行っているわけではありません。当院で受けることができる治療法は“
当院で受けることができる治療法”の欄をご参照ください。それ以外の治療法については、その治療を行っている施設を紹介することになります。遠慮なくご相談ください。
なお、当院における治療法選択の早見表も参考までに示しておきます。もちろん、癌の治療は患者の皆様によってオーダーメイドに行われるべきでしょうが、あくまで治療を考える場合の拠り所として御覧になっていただければと思います。
【参考1】局所前立腺癌のリスク分類
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臨床病期 |
治療前PSA値(ng/ml) |
Gleason score |
低リスク |
T1c~T2a and ≦ 10 and ≦ 6 |
中リスク |
T2b or 10.1~20 or 7 |
高リスク |
T2c or >20 or ≧ 8 |